素髪の状態での素材の見極めで、再現性の高いスタイルを表現

Door / 榎本 潤

ポイント1

前髪をカットする上で大切な事は、まず生えグセ・毛流れをしっかり見極める事。再現性が高く、より自然に流れるように仕上げる為には、その人本来の持つクセを生かしてカットする事が重要。流したい方向に流すというよりも、流れる方向に流す(お客様に伝える)というシンプルな考え方

ポイント2

アシンメトリーなサイドがポイント。遊び心に抜け感を与え二面性な印象に。柔らかい丸味を出した右サイド。輪郭の延長線上でカットしたラインが子顔効果に。また、奥行きと動きを強調。サイドへの厚み(丸味)が出にくい人へは指1本分のエレベーションカットが効果的

ポイント3

バックサイド~バックにかけてのラウンドラインがより女性らしい丸味のあるフォルムに。毛量の多いぼんのくぼ上辺りまでは、レザーを上から入れエグる様にカット。グラデーションと毛量調整が同時にできて時間短縮に。クセが強い箇所は根元からのセニングが有効的